梅のクエン酸は疲労回復の効果あり!

日本人に馴染み深い梅は古来から保存食として好まれてきた食材です。

もちろん梅酒や梅シロップのような飲み物としても重宝されていますが、梅という食べ物の最大の効果はクエン酸に尽きます。先述した保存食の効果をもたらす殺菌能力を支えているのはクエン酸のおかげであるものの、一番の魅力は疲労回復です。

一般的に疲労の原因は乳酸だと言われています。

腸に良いとされる乳酸飲料と同じ名称を持っていますが全くの別物で、乳酸菌は細菌の総称です。そうではない乳酸が筋肉に蓄積されていくうちに肩こりや全身のだるさといった疲労の症状を招くだけでなく、動脈硬化や高血圧といった生活習慣病を引き起こす要因にもなりかねません。そんな乳酸を分解できる成分が梅の酸味に含まれているクエン酸です。

体内のエネルギーを分解し、それに伴って乳酸を炭酸ガスと水分に変換して体外への排出をうながします。この働きはクエン酸サイクルと呼ばれているほどですが、梅にはクエン酸だけでなく他にも7種類の有機酸があり、それが疲労物質である乳酸の分解を手助けしているのが実際のところです。有機酸とは有機化合物の総称であり、果実に多く含まれているとされています。

腸内細菌の改善など体に良い効果を与えるうえに無機化合物の化学反応でつくられる無機酸よりも有効です。梅に含まれている有機酸はフマール酸やリンゴ酸、オキザロ酢酸アルファケトにグルタル酸、イソクエン酸、そしてアコニット酸とコハク酸となります。

とはいえ近年の研究では乳酸が疲労物質ではないと唱える学者や酸の効能を疑問視する説など常識とされていた知識を否定する動きがあるのは事実です。それを信じるか信じないかは個人次第ですが、梅の酸味が夏バテ防止や解消に好まれてきた事もまた事実であります。それにクエン酸は体内に摂取して害のない成分であるのは間違いないため、含有量がトップクラスな食材を好むのは健康を気にする人にうってつけです。

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