生の青梅は害があるから食べたらダメって知ってた?

梅は梅干しにしたりシロップ漬けにしたりといろいろな形で味を楽しむことが出来ますが、生の青梅についてはそのまま食べることはよくありません。というのも生の青梅の果肉部分にはアミグダリン(青酸配糖体)というものがいて、それを摂取すると腸内細菌である酵素と反応してシアン化水素という有毒な物質が体内で作られてしまい害を与えるからです。

このアミグダリンは梅の実が外敵から身を守るために含まれている成分で、まだ実が熟していないときに食べられないようにするための防衛手段です。アミグダリンによってシアン化水素ができれば、吐き気や頭痛、めまいなどが出てきて、重症化すれば意識を失い昏睡したり亡くなったりすることもあります。

とはいえ、アミグダリンの含有量はとても少ないので、重症化するほどの摂取量となるためには大人で300個、小人で100個以上という量が必要です。しかも、短時間で食べなければいけませんから、よほどの大食いでない限りそこまでひどいことにはならないのです。とはいえ、食べて吐き気やめまい程度でも害が出てくるのでしたら、やはり食べないに越したことはありません。

万が一にも青梅を食べ過ぎて、何らかの害が出てしまったときには、食べたものを吐かせてください。そしてすぐに病院にいってシアン中毒の治療を行うのです。症状の進行は早いのですぐに対処しなくてはいけません。

ならば、気兼ねなく青梅を食べる方法はないのか、というと毒抜きをする方法があります。それは酒、シロップ、塩に長期間つけるか、一度お湯でゆでてしまうことです。

アミグダリンは酒、シロップ、塩につけていくと次第に毒性が抜けて無害になります。同じように40度以上の熱湯でゆでてもシアン化水素が出来なくなります。

なお、一般的に販売されている青梅ですが、生ではなく市場に出るときに衛生のために加熱殺菌されているものを選んで購入しておけば、その過程で無毒化されているので食べても問題はありません。

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